印やシンボルは呪い、祈り、そして人間の装飾への願望から生まれた。
原始の模様はほとんどが幾何学模様、パターンも決まっているので世界各地似通っている
単純な幾何学(シンボル性が高い、視認性が高い、再現性が高い)
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(図案化)
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葦やパピルスの模様の登場
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権力者が高度な技術を駆使するような細密なモチーフを選ぶようになる
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複雑化、細密かの一途をたどる
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工業化によって装飾はないほうがよいとする風潮が生まれる
工業化によって装飾が悪とされたときに逆を唱えた人
模様の基本構成
- 帯状に連続してならぶ模様(二方構成)
- 上下左右に連続してならぶ模様(四方構成)
- 余白部分を多くし、ぱらぱらと模様が浮き出るタイプ(散点構成)
- 余白部分がなくならぶ(重鎮構成)
4つ以上の連続した模様があると知覚的にリズムを感じるようになる
西洋の装飾「デコレーション」「オーナメント」シンメトリーの構成が多いが
日本だとシンメトリー以外に「すべり鏡面」「重ね」「つなぎ」などがある
とくに「覗き」(丸の中から藤模様がでてきたりするやつ)はあんまり他の国にない
日本的な装飾
- 編む、織る、結びの形(あやとり、水引、しめ縄など)
- 折の形(のし、しで など)
- 作者: 三井秀樹
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2000/03
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