装飾美術の基準は数理性だった
- 数理的秩序に基づいた形
- 装飾模様の配置に数理性や秩序がある形
フラクタル フラクタル - Wikipedia の特徴・・・部分と全体がそっくり
これは自然界のなかでも山や森や雲にも見出せる。
森の写真の一部を切り抜いて他の部分にあてても違和感がないとか・・
枝の成長する様子とか
フラクタル理論が出る前でも人間はなんとなくフラクタルを実感していた。
枝の成長のパターンから木の種類を特定できたりする
画家が絵筆で雲を描こうとする
他にもいろいろ名前のついた数理性のあるモデルがある
- コッホ曲線コッホ曲線 - Wikipedia
- シェルピンスキーのギャスケットシェルピンスキーのギャスケット - Wikipedia
- カントール集合カントール集合 - Wikipedia
- セルオートマトンセル・オートマトン - Wikipedia
フラクタル次元フラクタル次元 - Wikipedia
計算方法は↑で
形体の表情が次元の数値によって決まって判別しやすくなる。
雲は1.34次元
樹木は1.3~1.8次元
銀河系は1.41次元
フラクタル次元が高いほど、複雑な形になる
長い間美術の中心だった写実主義がめざすものは
実は数理性のあるフラクタルなものだったのではないか(自然物をいかに本物に近づけるかという点で)
また、そのあとのキュビスム - Wikipedia
、フォーヴィスム - Wikipedia
、ダダイスム - Wikipedia
、未来派 - Wikipedia
、ロシア構成主義 - Wikipedia
、モンドリアンの新造型主義
など抽象へ向かった美術の流れが
第二次世界大戦のあとアメリカで
抽象表現主義 - Wikipediaが流行る
ジャクソンポロックの絵などはまさに偶然性を使用したオートマチック形体だが
画面のどこも同じ表情になるという点でフラクタルの特性と類似している
黄金比とフィボナッチ数列の比はかなり近い比率で自己相似性をもつ
カオス「予測不能な決定論的変動」????
「決定論」・・ある時間からある時間まで、変化がある一定の規則に従っておきること
反対は確率論、全ての事象は規則にしばられないとする考え方
決定論的なのに予測不可能(!?)
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